小斎ラーメン

 今日は四旬節の金曜日。

四旬節は、復活祭から逆算して、日曜日を除く40日前の水曜日から、復活祭の前日までの期間です。節制の精神で自らを振り返る期間です。四旬節の節制は、祈り、断食、慈悲を通した悔い改めの表明です。

四旬節の金曜日は小斎を行います。小斎とは、肉を摂らないことです。

古代末から中世にかけては、四旬節には厳格な節制や断食が行われていました。現代のカトリックにおいて、教会が推奨する最低限の断食は、2回の大斎(一日のうち一度は普通の量の食事を摂り、残りの食事は量を半分に減らす。大斎の日は、同時に小斎も行われる)と、毎金曜日の小斎です。

四旬節の節制をどの程度厳格に行うかは個々人に任されています。聖書が教えていることではなく、あくまでも教会の伝統です。

我が家の小斎の夕食は、こんな感じです。海鮮と野菜だしのラーメンに、具は冷凍庫にあった桃の節句の残りの蛤、イカ、ワカメ、もやし、カイワレ大根、ネギとゆで卵です。

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