暗い時代に流行る讃美歌

前回は、クリスマスイヴのミサに出席したことを書きました。

コロナ対策のために人数制限し、ソーシャル・ディスタンスを保ったミサでした。

勿論、全員がマスクを着け、信者は讃美歌も歌いませんでした。神父が一人で一曲歌いました。

その讃美歌は『君は愛されるため生まれた』。韓国の神父が作った歌です。若者の自殺が多いことを受けて作ったところ、流行したそうです。日本語にも訳されています。

C教会の現在の主任司祭は韓国出身なので、韓国語と日本語で歌い上げて下さいました。歌詞は次の通りです。

君は愛されるため生まれた 君の生涯は愛で満ちている

君は愛されるため生まれた 君の生涯は愛で満ちている

永遠の神の愛は我らの出会いの中で実を結ぶ 君の存在が私にはどれほど大きな喜びでしょう

君は愛されるため生まれた 今もその愛受けている

君は愛されるため生まれた 今もその愛受けている

こんな歌が流行るなんで、韓国の状況はかなり悪いんだな・・・というのが私の感想でした。

確かこの歌、ハーベストタイムの中川牧師もメッセージで触れていた気がします。キリスト教系の元受刑者の為の更生施設で歌われ、すすり泣きが聞こえたとか。

日本以上に経済が悪化している韓国の若者や、更生中の元受刑者たちの心に響くのか、ふーん。

私も就職氷河期世代なので、求人倍率が1倍を切る中で就職活動をしていた当時にこの歌を聞いたら、慰めを感じたのかも知れません。

残りの人生で、この歌が慰めになる日が来ないことを願います。

前の記事

2022年になりました。

次の記事